退職届を出した途端
職場の居心地が悪く感じる…
同僚と距離を感じる…
退職までの期間を気まずいと感じる人も多いはず。
退職を告げたとたんに感じる
気まずさの正体は何でしょう?
退職日までどのような心構えで過ごすとよいか知っておくことで
退職までの期間が
グッと楽に感じるでしょう。
この記事では
自分の心に負担をかけない
退職日までの過ごしかた
について解説します。
なぜ気まずいのか?
退職届を出した途端に感じる
「気まずさ」の正体は何でしょうか?
…業務でいろいろ教えてもらったのに退職することになって
申し訳なく感じているのかもしれません。
…自分が抜けることで他の人のシフトがキツくなるかもと思い
申し訳なく感じているのかもしれません。
…入社して間もないのに退職することになって、ダメな奴と思われているのではないかと感じているからかもしれません。
…退職を伝えたら上司や同僚の態度がよそよそしく感じて気まずいのかもしれません。
この気まずさの正体は
罪悪感を抱いていることによる
考えすぎや思い込みかもしれません。
退職を決めたことで、職場のメンバーとの関係が多少変化してしまうのは仕方がないことです。
一時的に人手不足になったり、シフトがきつくなることがあったとしても
それはあなたが解決すべき問題ではありません。
退職や転職は誰でも経験する可能性があることです。
自分が影響を及ぼせないことで悩まなくてもいいのです。
大切なのは、退職することに対して感じている「罪悪感」を「感謝」に変えること。
そして必要以上に気にしないで
しっかり業務を行う事。
それが心を楽に過ごすためにあなたがすべきことです。

退職日までの過ごしかた
次に具体的な、退職までの過ごし方とやることについて見ていきましょう。
①引継ぎ
引き継ぐ相手は早めに決めてもらいましょう。
シフトで働いている場合、引継ぎ相手と時間を合わせないいけません。
早めに動くこと
資料や文書で残すこと
で引継ぎ相手の負担を軽減することができます。
引継ぎをしっかり行うことで職場に迷惑をかけないで済みますし
あなた自身も安心して退職できます。
引き継ぎに没頭している間は、周囲の目を気にする暇もなくなるでしょう。
②退職・入職の書類を揃える
入職先に提出する書類について確認し
準備の必要なものは退職前に手配します。
主に必要となる書類は以下の6つです
順に解説していきます。

※退職時に必要な書類や手続きは、入職までの時期によって異なります。
健康保険(マイナンバーカード)
退職日以降マイナンバーカードに紐づいた以前の健康保険は使用できなくなります。
退職後すぐに入職する場合は、マイナンバーカードの保険証の登録手続きは不要です。
一度マイナンバーカードを健康保険証として利用登録していれば、転職や退職に伴う保険者の変更情報はオンライン上で自動的に更新される仕組みになっているからです。
※ただし退職後すぐに入職しない場合は
①扶養に入る②国民保険に加入③社会保険の任意継続のいずれかの手配が必要です。
雇用保険被保険者証
雇用保険被保険者証とは、雇用保険に加入した人(被保険者)に発行される証明書のことです。
雇用保険の被保険者は各自「被保険者番号」が割り振られ、別の会社に転職して入社する際も同じ番号を引き継ぎます。
そのため雇用保険被保険者証を退職先から受け取り、入職先に提出する必要があります。
雇用保険被保険者証は、一般的には会社を退職する日に手渡されることが多いです。
会社によっては、離職後に源泉徴収票や離職票と一緒に後日送られてくる場合もあります。
いつ手元に届くのか確認しておきましょう。
年金手帳
年金手帳は国民年金・厚生年金など公的年金制度への加入者に交付される手帳です。
加入者ごとの基礎年金番号や加入記録などが記載されています。
年金手帳は本人が保管するものですが
紛失防止のため会社が保管していることもあります。
※年金手帳の廃止により手帳を持っていない場合もあります。
自宅に届く「ねんきん定期便」に基礎年金番号が載っています。
(毎年誕生日の頃に自宅に届きます)
入職先に自分の基礎年金番号を伝える必要がありますので、確認しておきましょう。
源泉徴収票
源泉徴収票は、1年間の給与額と支払った税額が記載された書類です。
退職から1カ月以内に交付されることが多いです。
源泉徴収票を会社から受け取り、入職先に提出する必要があります。
退職先から郵送で送られてくることが多いので、住所に変更がある場合は伝えておきましょう。
※自分で確定申告する際にも源泉徴収票が必要なので、必ず保管しておきましょう。
離職票
※入職先が決まっている場合や失業手当を受給しない時は、離職票を発行してもらう必要はありません。
離職票は、失業手当を申請する際ハローワークに提出する書類です。
退職後に失業手当を受け取りたい場合は、離職票の発行を退職前に会社へ依頼します。
離職票は公的な書類ですので
発行には一定時間がかかります。
早めに申し出ましょう。
退職証明書
退職証明書は退職したことを証明する書類で入職先から求められることがあります。
退職証明書は会社が独自で発行するものでありすぐに受け取ることが多いです。
※急いで国民健康保険の加入手続きや失業保険の申請をしなければならない時は、離職票の到着を待たずに退職証明書を使用することもできます。

▽こちらの記事でも、退職時の手続きについて解説していますので参考にしてください。▽
③身辺整理と礼儀
ロッカーや引き出しの中の私物は、全部出してみると意外と多いものです。
最終日にどっさりという事にならないように勉強会や研修の資料など、
不要なものは計画的に持ち帰るようにしましょう。
最終日はあれこれ貰い物をしたりして荷物が増える可能性があります。
次に使う人のことも考えて綺麗に掃除しておくといいですね。
退職のあいさつは忙しい時間帯は避けて
お世話になったスタッフや患者さんに退職する旨を伝え挨拶をします。
シフトが合わない人には事前に挨拶を済ませておきましょう。
退職当日に菓子折りなどを休憩室に置いておくとよいでしょう。
④リフレッシュ
有休消化で自分の時間が取れる人も
多いはず。
この期間に、自分をねぎらい、心と体を休ませましょう。
仕事一筋で頑張ってきた人ほど長期間の休暇を持て余しがちです。
有意義な過ごし方を考え計画を立てておくのが良いでしょう。
家族や友達に会いに行ったり
旅行に行ったり
趣味に没頭するのもいいですね。
自分と向き合う時間にあてるのもおススメです。
フルタイムで仕事をしていると
なかなか自分の心の声を聴く時間が取れないのが実状です。
この時間を使って将来や人生について考えてみるのはどうでしょう。
⑤スキルアップ
仕事が忙しくて資格を取るための勉強時間を作れなかった人も多いでしょう。
有休休暇を利用して、今まで取得できていなかった資格の勉強や、入職先で役立つ知識を勉強をするのも良いですね。
そうすることで入職後
自信をもって活躍できるでしょう。
退職日までの期間を上手に過ごすために
退職日までの期間を上手に過ごすためには
感謝の気持ちを忘れないこと
必要以上に気にし過ぎないこと
しっかり業務に取り組むこと
が大切です。
退職する職場の人間関係に翻弄されるよりも、引継ぎを早く終わらせて有休消化に入りましょう。
仕事に集中すれば、その間は周囲の目も気にせずに済みます。
体調を整えることも大切です。
生活リズムを崩さない
暴飲暴食しない
家に引きこもらない
ついついルーズになりがちですが
気を付けて過ごしましょう。
おわりに
人間には元に戻ろうとする強い習性、現状維持バイアスというものがあります。
だから
環境を変えるときは不安を感じるものです。
いつもと違う精神状態では、いろいろと考えすぎたり思い込んだりしてしまいがち。
そういうものと受け止めて
変化のストレスを感じている自分に優しくしてあげましょう。
最後の日まで業務に手を抜かずに
感謝の気持ちをわすれないことが大切です。
「立つ鳥跡を濁さず!」
頑張るあなたを応援しています!
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